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トピックス

2019年12月06日
☆12月6日付「読売新聞」朝刊に『恋して、歌ひて、あらがひて』の著者、奥村和子さんが「歌人・露子尽きぬ魅力」というテーマで大きく取り上げられました。 ☆西純子著『絵本 Aya's Tears あやちゃんのひばくたいけん ―あやちゃんの涙を忘れないで』が12月7日付「図書新聞」で紹介されました。こちらからご覧ください。

カテゴリー:ニュース

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☆西純子著『絵本 Aya's Tears あやちゃんのひばくたいけん ―あやちゃんの涙を忘れないで』が12月7日付「図書新聞」で紹介されました。

 

 


                      ☆2019年12月7日付け図書新聞より

 

広島への原爆投下を語り継ぐ絵本


『あやちゃんのひばくたいけん ―あやちゃんの涙を忘れないで』
◆西純子 文/鎌倉麻衣 絵


 この本を書いた西純子さんは被爆二世で、広島で被爆した母がつづった文章をもとに物語を書いたそうです。絵本をつくろうと思ったきっかけは、二〇一一年の福島第一原発の事故で、原子力の恐ろしさを知ってほしいという一念から、広島への原爆投下を語り継ぎ、未来の子どもたちに平和の思いを伝える活動を始めました。
 絵本の主人公のあやちゃんは三歳のとき、広島の爆心地から二・三キロのところで被爆しました。お母さんは爆心地から一・五キロのところで被爆し、家に戻ってきたものの、あまりの変わりように、あやちゃんは「お母さんじゃない、怖い」と言って泣き叫んだそうです。
「おかあさん/どこにいるの?/おにいちゃん/たいへんだよ/みんな/たおれているよ/みんな/みずをくれっていってるよ」
 この絵本に収められた言葉です。ちょうどローマ教皇フランシスコが来日し、広島と長崎を訪れて、核廃絶を呼びかける演説を行いました。ローマ教皇は、あやちゃんが経験したような、被爆者のこうした無数の声を背に、メッセージを世界に向けて発したのでした。唯一の被爆国である日本が、このメッセージを足元から無にするわけにはいきません。いまこそこの絵本を開くときです。

                            (2019.10.20刊、B5判21頁・本体1800円)

 

                                             ※図書新聞様の御厚意により転載させていただきました