RINKAKU（輪郭）左子真由美詩集
- 著者
- 左子真由美
- サイズ
- A5変型判
- 頁
- 80ページ
- 製本
- ハードカバー
- ISBN
- 978-4-86000-415-6 C0092
- 発行日
- 2019/07/14
- 本体価格
- 1,800円
「過去と未来」「あなた (世界) とわたし」の
交差点に読者は立たされるだろう
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闇から光へ
滅びと ほころびと
その国境に花は咲く
左子真由美の詩はいつも懐かしく新しい。
詩集『RINKAKU(輪郭)』を読む喜びは、
この世界と人生には「詩がある」という
喜びに開かれている。
強くなければ生きてはいけないが、
優しくなければ生きていても
しかたがないという言葉がある。
地中で蓄えられた強さがなければ、
本当には優しくなれないという意味だが、
その強さと優しさをこの詩集に感じた。
（尾崎まこと）
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シグナル
それは
パンの竃(かまど)の小さな種火
遠い昔に
消し忘れたままの
部屋の灯り
いつまでも
いわれのない懐かしさと
寂しさで
わたしの肩をたたく
愛しいシグナルよ
あなたはだれ？
だれの指？
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● 著者について ●
左子 真由美（さこ まゆみ）
関西詩人協会・日本現代詩人会・日本詩人クラブ会員
「詩の実作講座」常任講師
詩誌「ＰО」・「イリヤ」所属
芦屋写真協会会員
㈱竹林館代表
既刊詩集『あもるふ』共著
『赤い窓』『冬のレモン』『紙ヒコーキ』
『空と地上の間で』『愛の手帖』『あんびじぶる』
『Mon Dico * 愛の動詞』『omokage』
写真集 『パリ,あの夏―ジャン・ピエールを探して』