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ホーム > エッセイ・評論 > 喝采

喝采夫の死、娘の死、そして自身の事故を乗りこえて

著者
花田惠子
サイズ
四六判
262ページ
製本
ハードカバー
ISBN
978-4-86000-304-3 C0095
発行日
2015/08/01
本体価格
1,400円

個数  

          いのちの讃歌
                    *☆.:*・゜゜.:*・゜゜☆.:*・゜゜
           ☆.:*・゜゜☆.:*・゜゜☆

 

contents

 

  喝 采

  ――事故で両足切断、癌、頑張り抜いて生きた夫

 

  おかあさんアリガトウ

  ――助からぬ娘と過ごした五十七日間

 

  死ねない! 生きる

 

 

  夫の両足を失う交通事故と癌による死別、発病して

 たった三か月足らずで夭折した長女、愛くるしくって

 溌剌とした十六歳の面影を残して。そして著者自身の

 九死に一生を得た事故。なぜこの人にばかり過酷な現

 実が襲うのか。

  けれど読んでいて、明るい気分になるのである。私

 は何度クスリと笑いをこぼしたか。ユーモア、地獄の

 苦しみの中でのユーモア。・・・・・

  生きることは、ときに苦しみをしょってると暗くな

 る私たちに本書は勇気をあたえてくれるだろう。

 

                          (奥村和子)

 

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 「先生のおかげで助けて頂きました」

  お礼の心いっぱいに、深々と頭を下げた。そのとき、

 思わぬ言葉を頭上から聞いた。力強く一語一語区切って、

 「いいえ。花田さんの。生命力です」

  生命力に一層力がこもっていた。謙遜とはいえ、なん

 と素晴らしい言葉の響きだろう。頭を上げて女医を見つ

 めた。何も言えず、再び頭を下げた。

 

          (「死ねない! 生きる」より)