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生命の水を守る狭山池と池守孫左衛門

著者
松園信義
叢書名
なにわ新書1
サイズ
新書
304ページ
ISBN
978-4-86000-0- C0000
発行日
2000/09/20
本体価格
800円

個数  

大阪の古代に造成された狭山池を守ってきた人々を描く。

まえがき・から
 狭山池の「すごさ」というか、本来的な価値は、築造の古さや著名な人物による改修にあるのではない。親池に貯えられた大量の水を効率的に引き出す仕掛けや大小の子池・孫池をつなぐ水路網などの仕組みが整備され、一つの組織体となって機能するところにこそ真骨頂がある。こうした潅漑技術は、干害に苦しめられてきた人々の試練の成果として考案されたものである。とりわけ、その組織体の頂点に立って指揮・号令をかける頭脳の役割を果たしたのが池守である。池守あっての狭山池であったともいえよう。

 第一章・第四章・第五章はともかく、筆者は第二章・第三章では池守孫左衛門の不可思議なる魅力にとりつかれて、自らの能力も弁えず、彼の前半生という禁断の世界に踏み込んでしまった。・・・

 池守の制度は、江戸時代初期から明治の初期まで、孫左衛門の末裔たちへ連綿と世襲されてきた。・・・名声の誉れ高い狭山池の存在の陰に、こうした使命感にもえて「生命の水を守る」池守一族の存在があり、郷土発展に尽くした功績は今日もっと顕彰され、啓蒙されてしかるべきだと思う。