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風を孕まず 風となり藤谷恵一郎詩集

著者
藤谷恵一郎
サイズ
A5
102ページ
ISBN
978-4-86000-121-6 C0092
発行日
2007/03/20
本体価格
2,000円

個数  

ああ われに願いはあれど
   祈りを知らず  (「祈り」より)

 散文のことばでは
 こぼれ落ちてしまう生がある。
 それを掬いあげ
 放棄しない誠実さ。

 神なき時代の
 我々の祈りとして
 これらの詩篇は
 成立している。

小鳥

  私の棲家に陽は当たらない
  でも早朝
  裏のお寺の木々に鳥の声がする
  立ち寄っただけなのか
  餌を啄ばみに来たのか
  名は知らないが
  啼き交わす牡丹の花のような声
  また
  麗しく それでいて
  投擲物のように啼き声を発する小鳥

  小鳥よ
  少しを啄ばみ
  寒気を翔けるものよ